高校生ボランティアグループ
ボランティアグループ結成について
私の住む七宗町では、平成7年度から3年間生涯学習整備計画が進められました。
そして今年の春(平成10年3月8日)に「生涯学習のまち宣言」をしました。
その趣旨は、「だれでも、いつでも、どこからでも、何からでも」学ぶことができるということだそうです。
今回、私が参加した「イベント倶楽部」は、この趣旨に沿うようなかたちで、平成8年3月に町内外の有志の皆さんで、
生涯学習まちづくりボランティアグループとして発足されました。飛水峡の甌穴群や約20億年前の日本最古の石、
そして日帰りコースで短時間に360度の絶景が楽しめる納古山などに代表される、七宗の豊かな自然に親しみ、
多くの人々と交流しながら学べる生涯学習の場づくりを目指し「手づくりの感動を!」を合い言葉に、
いろいろな催しを考え、自分や周囲も一緒になって体験していく中で、楽しい仲間づくりを実践しています。
そして、イベント倶楽部の活動でこの考え方を敬老会のアトラクションに見ることができました。
「生涯学習まちづくり」とは、簡単にいうと、一人でも多くの人が自分の能力を発揮して、地域に関わり、
生きがいを持つこと……と言われています。イベント倶楽部が町の敬老会に参加するのは3年目だそうですが、
今年はプログラムの一つに素人一座による、時代劇「水戸黄門」を公演するということで、
その出演者募集の話しがありました。
私は、演劇や福祉活動に興味があったので友達と二人でボランティア参加しました。
集まったメンバーは、私たち高校生から60代の御婦人まで15名の皆さんでした。
本番までに、数回の練習をしました。練習は、町の体育館や公民館で行いましたが、
私を含め集まったメンバーの方々は皆真剣に練習しました。また、練習の合間には皆さんと普段とは違う話題でもりあがり、
とても楽しく過せました。
当日、劇は大成功だったと思います。そしてすべてのプログラムが終わった会場を、
他のボランティア参加の人達と一緒に後片付けしながら、私は充実感に満たされました。
そしてこれがきっかけでその後隣町の老人ホームでも、公演する事になりました。
この時は、「水戸黄門」の他にハンドベルを使ってお年寄りと交流会もしました。
青少年ボランティア養成講座で「小さな思いやりが大切」ということを学びましたが、
今回の活動にあったお年寄りとの交流会の中で一つひとつの行動を通じてそれが大変重要であることを
実感することができました。
私にとっては、思ったより大きなボランティア活動に参加できた一年だった様な気がします。
今私の町では、イベント倶楽部が中心となってボランティアネットワークづくりが始まりました。
12月に行われた町のマラソン大会にいろいろなボランティア団体の方々とともに
路上役員として友達と参加 したとき、
代表の方から、「サポートするから君たちの仲間づくりをしてみないか」と助言がありました。
私たちは、ボランティアグループ「moca」(mind open charity activity)を創りました。
たくさんの仲間を集めて今まで以上にいろいろな活動に参加して行きたいと思っています。
(後藤 雅直)
ボランティアの集いで発表
平成11年1月24日、岐阜県教育委員会が開催した「平成10年度ボランティアの集い」の分科会
「学校、地域で広げようボランティアの輪」で私たち「moca」グループの活動の様子を発表しました。
(写真)
この集いは、地域におけるボランティア活動の実践報告をとおして、活動の在り方や
「生き甲斐のある社会づくり」
を目指した地域社会参加活動の在り方について研究協議することを目的としたものです。
私たちは、グループ結成の経緯や異世代間交流で楽しかったこと等を中心に、写真などを提示しながら
発表しました。また、他のグループの発表も聞けて大変有意義な1日を過ごすことができました。
JR上麻生駅清掃奉仕
平成11年4月3日、JR高山線上麻生駅周辺の清掃活動と、地元名産の「柿の葉茶」サービスを
実施しました。
無人駅の駅舎でガラス磨きや草引き、公衆トイレの清掃などを午前中実施した後、午後からは
ちょうど満開となった桜の下で、地域の皆さんや納古山登山のため同駅を利用する乗降客の皆さんに
花見だんごと「柿の葉茶」の接待をしました。
テントは地元自治会からお借りしました。また、場所の提供についてもJRのご快諾を得られた
ことにより開催できたもので、mocaとしては、最初の主催行事となりました。
事前に自治会に配布しましたチラシを見てたくさんの皆さんにご参加頂きました。
天気に恵まれ、花見をしながらの交流はすばらしいものでした。
また、当日のようすは、7日の岐阜新聞に掲載されました。
大変好評でしたので、高校生や中学生のボランティア仲間を募集をして、
また開催したいと思います。(今回は6名)
下の写真は、参加された地元の方から提供されたものです。
人形劇の上演
平成12年5月13日に川辺町心身障害者小規模授産所「ゆうゆう舎」の開設4周年記念「ゆうゆう祭」に協賛して
手作りペープサートを上演しました。
当日は、通所者の楽器演奏やハンドベル、合唱などがあってみんなで楽しみました。
私たちmocaは4人参加しましたが、イベント倶楽部からも3人の応援を頂きました。
通所者のみなさんが制作した小鉢(陶器)のバザーもありました。
また、7月27日には夏休みを利用して七宗町第2保育園の「お誕生会」でも上演しました。
園児たちの声援に感激しました。
おいでよふる里まつり 2000 に参加
平成12年11月5日、「目前に迫った21世紀に向け、これまでの町民の歩みの集大成の場とし、新世紀に向けて町民が真に豊かさを実感でき、
七宗町に住むことを誇りに思える地域社会を築いていく為には、町民の自主的な芸術・文化活動の振興・意欲の向上を図るため活動の機会、
発表の場を提供することが必要であり、さらには高齢化が進む中、町民が一堂に集うことで世代間の融和を図る」ことを目的とした
おいでよふる里まつり2000
が町民体育館で開催されました。
私たちmocaもイベント倶楽部のみなさんと共に参加しました。
おはロックやパラパラダンスを子供たちといっしょに踊ったり、パネルディスカッション「青少年問題を考える」にパネリストとして代表が参加しました。
また、ラーメン屋台でお手伝いもしました。その時、あこがれのギタリスト是方さんと記念の写真を撮りました。(右の写真)
下の写真は、その時の風景です。
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