平成8年3月 イベント倶楽部発足
- 豊かな自然に親しみながら生涯学習する「イベント倶楽部」を結成
水清らかで緑豊かな町、「日本一」が2つもある町、そんな七宗町で町をひとつのステージとして、
さまざまなイベント(夢)を企画(発想)し、実現(創造)していくなかで、「学ぶよろこびや、ふれあう楽しみ」の意味を
実感し、自分の周囲もいっしょになって手づくりの感動を体験することを目的としています。
平成8年3月 国有林自然散策会
- 町にあってもあまり入ることのない国有林内の自然散策を企画しました。
(まずは、私たちのステージとなる町を楽しみながら知っていこうと思いました。)
平成8年4月 龍門寺甚五郎桜の観桜会
- 町内で最も大きな祭である神渕(かぶち)神社の春祭りに合わせ、
祭典の行われる天王山の麓にあるお寺の協力を得て行いました。
平成8年5月 ミニコンサート
- 私たちが得意とするイベントです。町の公民館の視聴覚室を借り、音楽と映像で自然を大切にするやさしい心を
表現しようとしました。
平成8年6月 ホタル勉強会
- ホタルが飛び交う葛屋(くずや)地区の水辺にある集会場で、1部「水の話」2部「音楽と映像」
3部「蛍の飼育から習性についての話」という3部構成での勉強会。
(子供たちに蛍と戯れてもらおうと手作りで「ホタルこい棒」を開発)
平成8年7月 納古山親子登山
- 七宗町教育委員会主催の親子登山に、町で一番の人気スポット納古山の環境保全をしている登山愛好家
ボランティアグループ「山歩会」の方々に協力して頂き、サポート隊して参加しました。
平成8年8月 葛屋(くずや)地区夏祭りに参加協力
- 葛屋地区には、「桜会」という地域づくりボランティアがあり、連携を模索する第一歩として桜会主催の
夏祭りに参加協力しました。
平成8年9月 敬老会アトラクションに参加
- 七宗町社会福祉協議会主催の敬老会に、対象者、関係者以外の私たちが今まで全く現場を知らなかった
住民として、どう参画して行くかを考えながら参加しました。
(テーマは「伝えよう、感謝の気持ちを」にしました。)
平成8年10月 寺子屋落語会
- 春の観桜会でお世話になった龍門寺、田尻住職の快諾を頂き、秋の夕暮れどき、里の人々と大笑いをしました。
(これがきっかけとなり次の年からは、気に入られた住職が、隣町のお寺さんと一緒に開催されております。)
平成8年11月 七宗ふる里まつりに参加
- 町企画課より「毎年会場内にある、野外ステージ付近がデッドゾーンになるので、何かイベントを考えてほしい」との
依頼を受けました。
(七宗ワンダーランド音楽祭を企画しました。)
平成8年11月 縄文人に思いをはせ、野焼き体験学習
- 町教育委員会、イベント倶楽部、そして町内の多くの会員を有する「ふる里研究会」と連携し、企画を進めました。
(野焼きの煙が秋晴れの空に一日中たなびき、古代の住居づくりや芋煮、豆餅などもあり、
さながら収穫祭のような楽しいイベントでした。)
イベント倶楽部発足以来、住民の皆さんに少しでも名前を知ってもらおうと、
そして何より私たち自身が地域の様子をよく知ることを目標に、毎月のようにイベントを開催して来ました。
その結果数多くの出会いを持つことが出来、そのつど諸先輩方からいろいろとご指導頂き、「生涯学習」の言葉の意味を
実感としてもつことが出来ました。
(春に町内の方からの依頼で、私たちのスタッフがコンピュータを使って町のイラストマップを作成しました。
その経験を生かして、町の人気スポットである納古山のイラストマップを作ろうと話し合いました。)
・・・・平成8年12月定例会
平成9年1月 納古山のキャラクターを考える
- 11月の野焼きで子供たちの作品を見ていて、「のこりん」の名前を思い付きました。そしてこの名前のイメージで、
スタッフ皆で考えました。
平成9年2月 納古山のこりん調査登山
- 何とか「のこりん」も誕生させることが出来、いよいよマップづくりの一歩でした。
雲一つない好天に恵まれ、残雪を踏みしめながら辿り着いた頂上での360度の絶景とお弁当は最高でした。
平成9年3月 飛水峡清掃作業
- 町企画課にボランティア登録されている「飛水峡未来塾」の会員が、国定公園内飛水峡の環境整備を行って
います。そして、私たちも参加しました。
(・・・・飛水峡、落ち葉を掃いたらゴミだらけ・・・)
平成9年4月 龍門寺甚五郎桜観桜会
- 今回の観桜会は、ちょうど開花の時期にあたり、暖かな春の日差しに、琴や尺八の音色、それに花見団子と
桜茶など最高の花見気分となりました。
(もちろんお客様には、お菓子とお茶を振る舞いロケーションも素晴らしい花見でしたが、地域の人との交流の場に
して行くには、もう少し企画の練り直しが必要と感じました。)
納古山のイラストマップを、予算の関係でとりあえずモノトーンで自費作成し、
町のPRに活用したいと思っていたのですが、幸いにも町企画課から両面カラーパンフにしたいので、資料提供として
協力してほしいとのお話を頂き、全面協力していくことになりました。
平成9年5月 JR高山線上麻生駅構内清掃活動
- 特急列車の通過で大変危険ですので、JRの方に運行表を見ながら指示を出してもらい、役場有志メンバーと
一緒に、主に草刈り作業をしました。
(納古山の出発地点になる、上麻生駅の写真を撮りに行ったスタッフが企画しました。)
平成9年6月 ホタル勉強会
- 2回目となる勉強会ということで、以前と比べ蛍がほとんど見られなくなった場所を選び、体を動かして学習
してみました。始めに幼虫を見ながら生態を学び、次に川掃除、そして下流から採取したカワニナを放流しました。
平成9年7月 生涯学習研修会
- 美濃加茂市生涯学習課主催による地域アニメーター養成講座に、私たちの倶楽部から3名出席させて頂きました。
(2回目の東白川村宿泊研修では、全国生涯学習まちづくり研究会代表の「福留強」先生のお話が聞けました。)
平成9年8月 納古山イラストマップ完成
- 皆さんの協力により半年あまりの時間をかけ、やっとの思いで完成しました。
(それが「七宗自然マップ@納古山編」となりました。)
平成9年9月 敬老会アトラクション企画
- 前年度に引き続きアトラクションの企画を担当しました。今回「みんなで歌って踊ろう」のプログラムでは、
イベント倶楽部オリジナル曲作品「七宗音頭」を発表して、話題を提供することができました。
(唄を担当した我が倶楽部の事務局長が、その後手作りの音楽テープを、噂を聞いた町の人からの注文に応じて、
ずいぶん無料配布したそうです。)
平成9年10月 日本財団協力援助金交付
- 日本財団の「ボランティア活動支援事業」に、音響機器の充実を図れるよう応募しました。その結果、
「まちづくりのためのイベント活動に係わるアンプなどの整備」として、99万円の協力援助金を交付して
頂けることになりました。
平成9年11月 七宗ふる里まつり
- 今回も「七宗ワンダーランド音楽祭97」の開催と、ラーメン・うどんの「麺処赤影」を出店しました。
(前回やはりステージ付近がデッドゾーンになっていると実感しましたので、この課題をテーマに企画立案しました。)
平成9年12月 ふる里観光ボランティア
- 道の駅『ロックガーデン七宗』にて、手作りこんにゃくの入ったピリ辛仕立てのけんちん汁「レッキー汁」、
《いねばあさん》から教わった「豆餅」、自家製の炭で焼いた「焼き芋」など、町のPRを兼ねて、訪れる人々に3つの
グループで振る舞いました。私たちは主に豆餅とBGMを用意しました。
町のイラストマップづくりも思わぬ展開となり、「七宗自然マップ納古山編」に続いて、
平成9年度中にあと2つ作成してほしい・・・ということで、夏から七宗自然マップ「日本最古の石にふれるみち編」つくりに
着手しました。
平成10年1月 七宗自然マップ第二弾完成
- 3つの自然マップでとりあえず、町全体を紹介出来るとの思いと、何とか最後まで協力していきたい気持ちで、
『日本最古の石にふれるみち編』を完成にこぎつけました。
平成10年2月 生涯学習振興大会企画と準備
- 3月8日の町主催「生涯学習振興大会」に向けて、私たちイベント倶楽部は、黒子に徹して参加しました。
オープニングセレモニーでのハンドベルの演奏や、「生涯学習のまち宣言」に手話を導入したり、司会進行から大会運営
サポートスタッフまで準備しました。
平成10年3月 飛水峡清掃作業
- 今年は、「飛水峡未来塾」「商工会青年部」「思い出研究会」や一般参加の皆さんと総勢80名余りのボランティア
参加者がありました。
平成10年4月 七宗自然マップ『御佩の郷編』作成
- 3つ目のイラストマップ「御佩(みはぎ)の郷編」は、やはり時間的に大変厳しい中、一ヶ月のびて何とか
最終段階に入りました。
平成10年5月 マップ完成
- 最後の最後であきらめていた表紙の写真が撮れ、完成することが出来ました。
(イベント倶楽部が発足して最初の催し、国有林自然散策で見た滝を、あれから一度も見ることが出来なかったのです。)
・・・これを「幻の滝」と呼ぶことにしました。
平成10年6月 有志演芸交流会開催
- 各市町村の行政区域の枠を越えて連携していけるといいなぁ・・・との思いから、「可茂地域生涯学習ミニイベント」
として、隣町の川辺町教育委員会より後援を頂き、同町の中央公民館大ホールにて、日頃、サークルや個人の趣味などを通じて
生涯学習活動を実践している皆さんによる、演奏・踊り・カラオケなどのミニイベントを開催しました。
平成10年7月 川辺町カヌー大会水上コンサート
- 川辺町教育委員会が主催する毎年恒例のカヌー大会ですが、今年は、全国スポレク祭の会場が岐阜県ということで
協力依頼があり、結局花火大会で使ういかだを利用して、水上コンサートとなりました。
(ハプニング続出の大変な企画でしたが、機会があったら再チャレンジしてみたいと思います。)
平成10年8月 町民有志田舎芝居一座旗揚げ
- 今年の8月頃から敬老会を目指してスタッフで脚本づくりを進めていた、田舎芝居「水戸黄門」も7月に
入って住民参加で出演者も決まり、いよいよ8月は本格的に準備に入りました。何せ初めてのことで、演劇の練習も
大道具・小道具づくりも「ああでもない、こうでもない」となかなかはかどりませんでしたが、高校生から六十代の
ご婦人まで、即席一座の雰囲気は誠によろしく、皆で知恵を出しながら一つ一つ前進していく様は、
まさに「生涯学習の場づくり」を見たような気がしました。
平成10年9月 七宗町敬老会アトラクション企画
- 私たちは、前々回の七宗町社会福祉協議会が主催する敬老会から、アトラクションの企画に参加してきました。
当初より、「生涯学習まちづくり」の考え方を私達なりに解釈し、いわゆる「市民参加」の敬老会として、プランニング
して参りました。初年度はアトラクションに約30名の住民参加があり、翌年度には約60名、そして今年は約150名の参加と
なりました。
平成10年10月 全国社会教育研究大会で事例発表
- 当日会場に着いて、「これは場違いな所へ来てしまった」と思った時はすでにステージ中央に着席した後でした。
それでも午前の質疑応答ではイペント倶楽部についての質問はなく、今日はこんな感じで終わるのかなぁと内心ホッとしていたのですが、
午後になったら突然質問攻めにあい、大変疲れた中にも有意義な一日でした。
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