セツブンソウ
希少植物
● セツブンソウ
キンポウゲ目キンポウゲ科セツブンソウ(エランシス属)
双子葉類離弁花類
Eranthis pinnatifida
草丈 5〜15cm
花径 約2cm
分布 本州
花言葉 光輝
(岐阜県七宗町地内)
早春に芽を出し節分の頃、花が咲くことから「セツブンソウ」の名前がついたようです。
七宗町では、2月初旬頃開花しますが、今年は半月ほど遅れました。白い花びらのように見える部分はがく片で 5枚(時に4〜7枚)ですが、花びらは退化し黄色い密線に変化しているため、ほとんど目立ちません。
葯(やく:雄しべで花粉のあるところ)は青紫色です。6月頃地上部分は枯れてしまいます。
山地の木陰に群生する多年草で、葉は根生し幅3〜4cmです。下刈りをしていないと芽を出しません。
石灰岩地を好む植物で岐阜県内でも各地で見られましたが、杉などの植林や園芸用として乱採取され、 激減しています。七宗町でも滅多に見ることができなくなったことから、絶滅を危惧した方たちが繁殖に 努めておられます。実生では、4年後まで花が咲きません。
貴重な植物です。もっと自生地が広がるようにしなければ・・・
● セツブンソウに続く花
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