たいらの石仏 





● 石仏群の中から、私のお気に入りを紹介します。

じゅんていぶっぽ




●准胝観音

 准胝仏母(じゅんていぶっぽ)


     石仏群の中でも最も見事な彫刻が施されている准胝観音(じゅんていかんのん)は、女性を意味するといわれ、 安産・子授けの観音様として信仰されている。

     建立は天保14卯年(1843年)8月吉日
  
にょいりんかんのん




●如意輪観音


     石仏群の中で最も彫りの深い石仏は如意輪観音(にょいりんかんのん)です。
     一般には手に如意宝珠と宝輪を持っているので如意輪と呼ばれるが、平の石仏では省略されている。
     宝珠は人々の願いを成就させ、宝輪は仏教の真理の象徴と言われている。

     建立は天保14卯年(1843年)3月18日
  
せいかんのん



●聖観音


     石仏群の中で最も古いと思われるのがこの聖観音(せいかんのん)です。
     観音といえばこの聖(正)観音の形しかなかったが、その性格やご利益を具体的に強調した観音様へ変化した。
     一般には水瓶(すいびょう)や蓮華の蕾を持っているが、時に宝珠を持つものもある。

     建立は宝暦9己卯(1759年)11月18日
  
ばとうかんのん



●馬頭観音


     銘の「文正」を見た時、これが最古の石仏かと思ったがその下に「文」の文字があり、また12年の年号から文政時代のものである。
     馬頭観音(ばとうかんのん)は諸悪を食らい日輪となって闇を照らし悪趣を絶つといわれるが、馬頭を戴くことから馬や家畜の守り神とされている。

     建立は文政12己丑(1829年)2月18日
  
びゃくえかんのん



●白衣観音

 自任処菩薩(じにんしょぼさつ)

     准胝観音と同一石工が彫像したものと思われる白衣観音(びゃくえかんのん)は、 白き処に住むもの、又は白い衣を着たという意味をもっている。
     無病息災・安産育児などに御利益がある観音様として信仰されている。

     建立は天保14卯年(1843年)8月吉日
  
せんじゅかんのん



●千手観音


     この千手観音の正式名称は十一面千手千眼観自在菩薩「じゅういちめんせんじゅせんげんかんじざいぼさつ」といいます。 頭部に11面の顔と千の手を持ち、各々の手のひらに眼があって人々の苦しみを救済する観音様である。
     千という数字は観音の慈悲が無限であることを意味している。

     建立は嘉永2己酉(1849年)7月
  




石背    石背(せきはい)嘉永2年の銘がある。 ほこら2        急斜面にある石造りの祠(ほこら)




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