ふるさとのマザーテレサ
おセキ婆様
おセキ婆様の碑
伝 説
伝説によると、昔、七宗町の本郷地区で大変な疫病が流行したとき、病人の家にはだれも、家族さえも怖くて寄りつかなかったのに、
一人おセキ婆さんは、我が身もかえりみず病人の家を尋ねていろいろとお世話をしました。
それで、病人はもとより家族や広く区民にも感謝され、「おセキ婆さん、おセキ婆さん」と神様のように慕われていたそうです。
見捨てられた病気の人々を救ったおセキ婆さんは、現代風に言うならば、「ふるさとのマザーテレサ」なのです。
石 碑
石碑は、婆さんが亡くなってからその徳を顕彰するために建立されました。
この石碑は、ちょうど背中が曲がったお婆様のように少し左に曲がっています。赤いよどかけも掛けられていて、近所の皆さんが
丁重にお祀りされています。悪疫・百日咳・風邪などに御利益がある仏様として今でもあがめられています。
永年の風雪により痛みがひどくなってきたため、有志の方達により祠(ほこら)が設けられました。
場 所
JR上麻生駅から西に100mほどの線路沿いの道ばたに小さな祠(ほこら)があります。
昔は下切にあったとの話ですが、いつの間にかここにあります。ちょうど、納古山への登山ルートでもありますから、
風邪など引かないように参拝されては如何でしょうか。あまりにも小さいのでこの前を通ったことのある方でも気づかれないことが
多いようです。
左側にいわれが書かれた小さな看板もあります。
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